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 こんにちは


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 これは、いつ買ったものか、正確には覚えてないんですが
多分、30年前?それ以上前になると思います。
 Pailot ヤング YS200-BS

 買ったときは万年筆の扱いというものを全く知らなくて、無茶苦茶に
扱ってしまってた万年筆でした。
 なんせカートリッジのインクを差し込んでもインクが出ない。
 半日放っておいてもインクが出ない。
 1日放っておいてもインクが出ない。
 なんでこんなにインクが出ないんだろうと、ペン先をぐいぐい
紙に押し付けたり、ペン先のスリットにティッシュを置いてみたり、
多分やっちゃいけないだろうなと思うことをやってました。
 やっとインクが出ても、そのインクを使いきってまた交換をする
ときにはインクが出ない。
 そんなカートリッジの交換を3本も4本もやってるうちに
イライラして使わなくなりました。

 それが去年から、万年筆を使って字を書くのが楽しくなって
この万年筆も使うようになりました。

 けれど、これは他の万年筆たちと比べてみた感覚ですが
どうにもインクフローの量が多い。線が太いと思えていました。
 これはその昔に無茶な扱いをしてインクを出そうとしていたために
ペン先がゆがんでいるからだろうと思ったんです。

 そこで、噂のペンクリニックというものにもっていこうと考えました。

 京都駅の伊勢丹の伊藤屋さんでペンクリニックがくるということで
電話で予約をしていきました。

 予約の時間より早く着きましたが早くに見てもらうことができました。
 線がほんの少し太い気がするので調整してほしいとお願いすると、
「このペンであればこの太さは普通ですが少し渋くしました。」
と、万年筆を取り出してからわずか1分とかからずに調整終わり。
 最初の状態の線と調整された線を見せてもらってこれなら十分、満足
の状態と嬉しくなりました。
 さらに、このペンでこの太さは普通と言われたので、ペン先は歪んで
なかったんだと驚きました。それもうれしい驚きでした。
 ペンクリニックの人は何度かルーペでペン先を見ていたので
ペン先が歪んでいなかったのは間違いないだろうと思います。

 好みの太さで万年筆が戻ってきてくれてとても嬉しかったです。
 ペンクリニック、ありがとうございました。