こんにちは

先週末は予告してましたように
石清水神社に行って参りました。

仁和寺にある法師、年寄るまで石清水を拝まざりければ、
心憂くおぼえて、あるとき思ひ立ちて、 ただ一人徒歩よりまうでけり。」

今までに何度か八幡市駅を通過することがあって
そのたび、
「ああ ここが徒然草に出てくる石清水神社なんだなあ。
 交通の便もよくって意外にすぐに来られそうなところだなあ。」
と思っていたんです。
けれど、仁和寺の法師と同じように、いつか行こういつか行ってみよう
って思ってるうちに何年もたっていたんです。

それが、前回思わず八幡駅のホームに立つことがあって
これは今度の休みにお参りにいこうって決意したわけです。

さて、この日のお天気は青空の好天に恵まれまして、とっても
気持ちのいい日でした。

八幡市駅を出ると観光地図が無料で配布されてまして、それを見ながら
すぐに石清水神社の壱の鳥居まで行くことができました。
時間にして徒歩2分? ま 信号を渡ったりもしましたから。




壱の鳥居から弐の鳥居前の間に、右手側に高良がありました。


「極楽寺、高良などを拝みて、かばかりと心得て、帰りにけり。」
仁和寺の法師は、この高良と極楽寺を見て、念願の石清水神社を
やっと見ることができたと思って帰ってしまうんですね。
 ああ、これがその高良かあと思って立札を見ると、
一度焼けてしまったらしいですね。昔は極楽寺と並んで
たいへん豪華だったらしいです。
 その高良にはご神木がありました。


立派な木ですね。

さて高良を見るとすぐに弐の鳥居がありました。


この弐の鳥居をくぐると、七曲の坂があるわけです。
ひたすらに坂道を登って行くんですね。




弐の鳥居を過ぎてすぐに右手の山側に、小さな滝(?)がありました。

一所懸命に登って行くと、けっこう家族で登る人もいて
中には小さなお子さんを抱っこしながら登るお父さんがいたりして
みなさん、すっごい元気だなあと妙なところで感心。
自分も根を上げずに頑張ろうと、老骨に鞭打って休まずに登りました。


すると 参の鳥居です。
この先に、石清水神社があるんですね。
「そも、参りたる人ごとに山へ登りしは、何事かありけん、
ゆかしかりしかど、神へ参るこそ本意なれと思ひて、山までは見ず。」
仁和寺の法師は、参拝に来た人たちが山に登るのは、山の上に
何かあるのだろうなあ、見てみたいなあと思いながらも
今回は神様をお参りしに来たのだから、遊び半分な気持ちでいたのでは
神様に失礼だと思って、山には登らなかったと言いますね。




これが、石清水神社です。

初詣のピークは過ぎていたといっても週末の土曜日なので
たくさんの参拝者でした。
参拝の前に、手水場で手を洗うとそのそばに気になるものがありました。


生まれ年を見なくても知ってます。私は六白金星。

あれ?

鬼門?

ええええええええ

厄年は過ぎているからもう厄落としとか必要ないって思っていたのに。
小凶にあたる、廻り年にあたるのだそうです。

その瞬間一気に気になり始めました。

これ以上嫌なことは起きてほしくないのでお祓いをしてもらうことを
決意しました。

まずは、破魔矢を購入して巫女のお祓いを受けます。
そのお値段 3000円 又は 5000円。

ここでケチって災難をこうむるよりは・・・・・・・

ご go 5000円のください。

お金をおろしてきておいてよかった。

この破魔矢を手にして今度は本殿でお祓いを受けます。
そのお値段
     1万円。

まじですか。

先年行った出雲大社なんて 5000円 8000円 1万円 と
どの金額でも結構ですよって選ばせてくれたのに。

厄除けのお祓いは 1万円コースのみです。

祓ってください。1万をケチって災厄をこうむるのなら
いや その災厄を1万円で受けずに済むのなら 払ってください。

1万円 払ってきました。


この左手側が本殿です。ここに入っていきます。
すると、一番最後のタイミングで入って行ったらしく、先には
すでに20人近くの人たちがいました。
 一人1万円で 20万円。 それを何度も入れ替わりでするのだから
いやいや 下衆の勘繰りはやめておきましょう。

お祓いを受けて外へ出てみると


なんと見事な青い空。

綺麗ですねえ。

思えば、電車が淀に止まらずに八幡市駅に止まった時から
このお祓いを受けなさいって呼ばれていたのかもしれません。

きっと、ご縁を授けてくださっていたのでしょう。
ありがたいことです。

今年一年、苦しい思いをせずに過ごせられますように。


後書き

参の鳥居のすぐ近くには石畳の中に一か所だけ
天然の岩盤が顔を出しているところがあります。


石清水神社を参拝したあと参の鳥居まで戻ってくると、昔はこの岩盤のところで
もう一度石清水神社に拝礼していたのだそうです。
この石が勝負石という呼ばれ方もしています。
勝負ごとに勝てますようにと、手を当てさせていただきました。

そして、帰りに中書島から北を向いて歩きました。
酒蔵の方へ遊びにいこうと思ったんです。
月桂冠の記念館のような、カフェに入って利き酒を呑んできました。


やっぱ 生酒はうまいですね。