こんにちは

レンタル流れで安く売られている中古DVDが
ありますね。
ワゴンにがっつり食い入るように探してみると
ゲド戦記が500円で売られていました。

あのいわくつきゲド戦記です。

宮崎監督はゲド戦記を映画にしたかった。
しかし原作者からはお許しは出ませんでした。
だからゲド戦記を作りたいという思いをこめながら
宮崎駿監督はナウシカを作り、ラピュタを作りました。

宮崎監督の名は世界中に認められるようになり、ゲド戦記の
作者から、ぜひ映画にしてほしいと言われました。

しかし、宮崎駿監督はもう若くありませんでした。
大好きな作品だから、8割のデキ、7割のデキになることを嫌ったのでしょう。
宮崎監督は断りました。もう、自分の体力では100%のゲド戦記は
映画化できないと悔しがりました。

しかし、スタジオジブリには優れたプロデューサーがいました。
彼は宮崎駿は断るが、スタジオジブリはお引き受けしますと決断したのです。

何度も宮崎駿を説得しようとしましたが宮崎駿は監督をしないと言い張ります
そこで白羽の矢は息子宮崎吾郎氏にたてられました。

こんな愚かしいことがあるか、血縁だからと才能もからっきしない息子が
監督をするなんて!宮崎駿氏は怒りました。
そしてゲド戦記の原作者にプロデューサーと吾郎氏が挨拶に行くのにも
文句を出しました。そこでプロデューサーは、だったら一緒にくれば?
と宮崎駿まで原作者に挨拶に行く同行者にしました。

そして 原作者の前で息子には力がない才能がないセンスがないと
ぶちまけます。
それでも、原作者をなんとか説き伏せて吾郎氏で監督が決まりました。

そんないわくつきのゲド戦記ですが、世間の評価は低いですね。
わたしも人の話からそんなに期待を持つことなくDVDを見たのですが、
悪くはないじゃないですか。

けっして 悪くはなかったですよ。
ただ、よくなかったというだけで。
よくなかったというのも言い方が悪いですが、ここがいいなあとか
あそこが良かったなあ、というところが少なかったというだけで
ここがよくない、あそこが駄目、っていうところは特に目にはつきませんでした。

ただ、宮崎駿が作っていたならどんなにびっくりするような映画になっていただろう
と感じるところは否めませんでした。

そう、びっくりとか、驚きが足りない映画だったという感じです。

まあ 私の個人的な感想でしかありませんけれど。