こんにちは

一度活字を読みだすと、読み終えた後にまた次の
活字を読みたくなりまして、本屋でなにかしらないかと
見ていたところにめに入ったのがこの本でした。



この本の紹介のところに、「この本を部屋に置いて寝る物怖くなった」って
キャッチコピーらしきものが興味そそられまして読みたくなりました。

感想をいいますと、面白くはなかったです。
付け加えますが、好き嫌いがありますから、全くの面白くない本ということでは
無いかもしれませんが、自分は面白くなかったです。

まず、土地絡みの話で団地だのマンションだのでてきますが
なかなか立地関係が頭に浮かびません。
どこに何があるのかわからないんです。
その時点で、わかりにくい。
これは、方向音痴には致命的です。
ふつうに地図見て歩いていても間違える自分にこれは向かないです。

それから土地絡みであるので、その土地の昔の事件などを調べていくのですが
それに尽きると言っていいでしょう。
話しのほとんどがそれです。

しかも、そこにたいした恐怖がない。
いや怖いと感じる人もいるでしょうが、自分は分からなかったです。

読み終えてからしばらく考えてみたんですが、
この本はホラーだと思うから間違いだったんだと思います。

これはホラーではなくって、
「残穢」という言葉の説明を書いた本なのだと思えばしっくりしました。
残穢とは、こんなことが起きて、こうなってこうなっていくことを残穢と
言うんですよ、って書いたものだと思えば、ああなるほどなあと
思えます。

だから読み終えた後も、残穢はこういうこと言うんだな、人に聞かれたら
これでちゃんと説明ができると思える本でした。