こんにちは。
ガンプラはパチ組が一番楽しい。
そう思いながら、「塗装」「合わせ目処理」「改造」を
しています。しかしそれは、初期のガンプラが「一色成型」「合わせ目にできる溝」
「可動部の不足」というガンダムファンからすると物足りないプラモデルだったからでした。
「一色成型」。例えばテレビで見るガンダムは、胸が青色で、腹やつま先は赤色で、
シールドは赤色で持っているライフルは青いグレーでした。他にも細かいところで
いろんな色が使われていました。ところが、プラモデルのガンダムはすべて「白」色なんです。
もっと単純な配色だった量産型ザクですら、テレビでは濃い緑色と薄い緑色で
塗り分けられて、ポイントに濃い目の灰色が使われていました。目の部分は
周りが黒色で目玉に当たる部分はピンク色でした。けれど、プラモデルの
量産型ザクは全身が「薄い目の緑色」の一色だったんです。シャア専用ザクは
全身が「薄いピンク色」の一色でした。
ガンダム、量産型ザク、シャア専用ザク、この三つを並べると
白色、緑色、ピンク色のかたまりが並んでいるだけです。戦闘シーンっぽく
ポーズをつけてみても、白いかたまりと緑のかたまりの絡み合いです。
テレビで見たガンダムにするには、色を塗るしかなかったんです。
「合わせ目処理」。初期のプラモデルはそれほど精密に作られていなかったので
部品と部品とをくっつけるときに、ぴったりときれいに合うことがありませんでした。
これは二つの部品を合わせるのですから、つなぎ目が見えるのはしょうがないこと
ですけれど、これがくっきりと見えてしまっていました。それでもつなぎ目が
見えるとかいった程度ならまだいいのです。部品と部品とを合わせると微妙に、というか
若干というか、部品と部品とがズレるものもよくあったんです。「パーツの合いが悪い」と
よく言っていました。
色を塗って、テレビのような配色のガンダムを作っても、太ももからスネ、つま先にまで
つなぎ目のタテ線がくっきり見えました。腕にしてもそうですし、顔にもつなぎ目です。
「テレビで見るガンダムにしたい。」そう思うのはどの子供にも同じ思いでしょう。
友達は「パテ」というものを使っていました。チューブ入りで田宮から売られていたものです。絞り出すと、灰色の粘土のようなクリームがニュルっと出てきます。このパテを
つなぎ目に塗って、時間をおいて乾燥させて固まったところで、耐水ペーパーで削ります。
紙やすりで乾燥したパテを削っていると、削ったパテが粉になって紙やすりの目に詰まってしまいます。このパテの粉を落とすために水に浸けて粉を落としてやります。そのために
水に弱い普通の紙やすりではなく、水に強い耐水紙やすり=耐水ペーパーを使います。
こうして、ガンプラの全身に派手に見えていたつなぎ目を消してやるんです。これを
「つなぎ目処理」と呼んでいました。
ガンプラはパチ組が一番楽しい。
そう思いながら、「塗装」「合わせ目処理」「改造」を
しています。しかしそれは、初期のガンプラが「一色成型」「合わせ目にできる溝」
「可動部の不足」というガンダムファンからすると物足りないプラモデルだったからでした。
「一色成型」。例えばテレビで見るガンダムは、胸が青色で、腹やつま先は赤色で、
シールドは赤色で持っているライフルは青いグレーでした。他にも細かいところで
いろんな色が使われていました。ところが、プラモデルのガンダムはすべて「白」色なんです。
もっと単純な配色だった量産型ザクですら、テレビでは濃い緑色と薄い緑色で
塗り分けられて、ポイントに濃い目の灰色が使われていました。目の部分は
周りが黒色で目玉に当たる部分はピンク色でした。けれど、プラモデルの
量産型ザクは全身が「薄い目の緑色」の一色だったんです。シャア専用ザクは
全身が「薄いピンク色」の一色でした。
ガンダム、量産型ザク、シャア専用ザク、この三つを並べると
白色、緑色、ピンク色のかたまりが並んでいるだけです。戦闘シーンっぽく
ポーズをつけてみても、白いかたまりと緑のかたまりの絡み合いです。
テレビで見たガンダムにするには、色を塗るしかなかったんです。
「合わせ目処理」。初期のプラモデルはそれほど精密に作られていなかったので
部品と部品とをくっつけるときに、ぴったりときれいに合うことがありませんでした。
これは二つの部品を合わせるのですから、つなぎ目が見えるのはしょうがないこと
ですけれど、これがくっきりと見えてしまっていました。それでもつなぎ目が
見えるとかいった程度ならまだいいのです。部品と部品とを合わせると微妙に、というか
若干というか、部品と部品とがズレるものもよくあったんです。「パーツの合いが悪い」と
よく言っていました。
色を塗って、テレビのような配色のガンダムを作っても、太ももからスネ、つま先にまで
つなぎ目のタテ線がくっきり見えました。腕にしてもそうですし、顔にもつなぎ目です。
「テレビで見るガンダムにしたい。」そう思うのはどの子供にも同じ思いでしょう。
友達は「パテ」というものを使っていました。チューブ入りで田宮から売られていたものです。絞り出すと、灰色の粘土のようなクリームがニュルっと出てきます。このパテを
つなぎ目に塗って、時間をおいて乾燥させて固まったところで、耐水ペーパーで削ります。
紙やすりで乾燥したパテを削っていると、削ったパテが粉になって紙やすりの目に詰まってしまいます。このパテの粉を落とすために水に浸けて粉を落としてやります。そのために
水に弱い普通の紙やすりではなく、水に強い耐水紙やすり=耐水ペーパーを使います。
こうして、ガンプラの全身に派手に見えていたつなぎ目を消してやるんです。これを
「つなぎ目処理」と呼んでいました。