こんにちは
ズゴックというモビルスーツの模型がありました。
当時一部ではやっていたのかもしれませんが、このズゴックを改造しました。
改造といってもディティールアップの改造ではありません。
足首の中に磁石を仕込む改造です。
友達に教えられたんですが、バンダイだったかサンライズだったかの
社内風景に同じように磁石が仕込まれたズゴックがいたので、やはり
一部でははやりになっていたのかもしれません。
ズゴックの足首の中に磁石を仕込むと鉄板にズゴックがくっつきます。
冷蔵庫にズゴックが横向きでくっつきます。
勉強机の蛍光灯の近くに、逆立ちでズゴックがくっつきます。
昔の模型なので、中身が空っぽになっていて軽いんです。だから足の中の磁石で
十分にくっついたんです。ちなみに中身が空っぽの昔の模型はモナカキットと
呼ばれたりもします。
このとき気づいたんです。足首の中に重りになるものを入れると、こけにくくなるんです。
ポーズをつけて立たせたいんですが、なかなか立位が安定しないで困ることがあったんです。別に磁石でなくても鉛など重いものを足首の中に入れてしまえば模型は倒れにくく
なりました。じつは今でもときどきこの改造はやっています。鉛も釣り用のものだったり、
鉛がないときにはハンダを入れてみたりして重りにしています。
立位と言えば、初期のガンダムなどにはポリキャップは使われていませんでしたので
関節はプラスチックとプラスチックがこすれ合うことになりました。
これが、動かしているとこすれ合ってすぐに摩耗してしまうんです。すると関節は
ゆるゆるになって、まるでマリオネット(操り人形)の関節みたいに簡単に
動いてしまうんです。こうなると立位をとるだけでも難しくて、そのうえ好きなポーズで
立たせるなんて不可能になったりしました。
そこで、いろいろ試して関節のゆるみを防ごうとするんです。
・ 関節にも塗料を塗ってみる。
→確かに塗料の分だけ厚みがでて関節はきちきちになりますが、動かすと簡単に
塗料ははがれてしまうので役に立ちませんでした。
・関節にマスキングゾルを塗ってみる。
→マスキングゾルを薄く塗って乾燥させると、ゴムのような柔らかさをもった
膜になります。しかし、これも簡単にはがれて関節から落ちるので失敗です。
結局一番うまくいったのは、のちにポリキャップが付属されるようになってから
ポリキャップのランナーを薄く切り取って関節の間に挟み込むでした。
ポリキャップ自体が関節のゆるみ防止に使われていたのですから、ポリキャップの
ランナーを薄く切って使っても同じような効果が出ました。
けれど、厚く切ってしまうと関節の部品の間に入らないし、薄すぎると役に立たない。
適当な薄さにしてはさむのも何度か失敗させられました。
ちなみに、いま旧キットを作るときにポリキャップが使われていないときには
模型を包んでいたビニル袋を使っています。ビニル袋を適当に切って関節の間に
入れるだけです。
このように、昔のガンプラは完成した後にもポーズをとって立たせるというのが
難しかったので、なにかしらの工夫をしなければなりませんでした。
ディティールアップだけでなく、こうしたポージングのための工夫もまた
改造なんです。模型に足りないと思うことを、何かしらの方法を考えて補って作っていく。
そうして、自分が求める形にしていく。それは、それだけ昔の模型が
今のように良質ではなかったせいでした。
だから、ガンプラを買ってくるとまずは、完成参考写真(これは箱の横になどよく
載っている写真)とアニメのモビルスーツを比べてよく観察して、ここを治そう、
どういう改造をしよう、などを考えることから始めました。
この辺はホビージャパンの悪影響かもしれませんね。手を加えればてれびで見た
モビルスーツに近くなることを教えてくれたのですから。
ですからこの頃はパチ組みというのはまったくせずに、どこに手を入れるかを
考えてから改造をしたり、塗装をする作り方を当たり前として、作っていました。
ズゴックというモビルスーツの模型がありました。
当時一部ではやっていたのかもしれませんが、このズゴックを改造しました。
改造といってもディティールアップの改造ではありません。
足首の中に磁石を仕込む改造です。
友達に教えられたんですが、バンダイだったかサンライズだったかの
社内風景に同じように磁石が仕込まれたズゴックがいたので、やはり
一部でははやりになっていたのかもしれません。
ズゴックの足首の中に磁石を仕込むと鉄板にズゴックがくっつきます。
冷蔵庫にズゴックが横向きでくっつきます。
勉強机の蛍光灯の近くに、逆立ちでズゴックがくっつきます。
昔の模型なので、中身が空っぽになっていて軽いんです。だから足の中の磁石で
十分にくっついたんです。ちなみに中身が空っぽの昔の模型はモナカキットと
呼ばれたりもします。
このとき気づいたんです。足首の中に重りになるものを入れると、こけにくくなるんです。
ポーズをつけて立たせたいんですが、なかなか立位が安定しないで困ることがあったんです。別に磁石でなくても鉛など重いものを足首の中に入れてしまえば模型は倒れにくく
なりました。じつは今でもときどきこの改造はやっています。鉛も釣り用のものだったり、
鉛がないときにはハンダを入れてみたりして重りにしています。
立位と言えば、初期のガンダムなどにはポリキャップは使われていませんでしたので
関節はプラスチックとプラスチックがこすれ合うことになりました。
これが、動かしているとこすれ合ってすぐに摩耗してしまうんです。すると関節は
ゆるゆるになって、まるでマリオネット(操り人形)の関節みたいに簡単に
動いてしまうんです。こうなると立位をとるだけでも難しくて、そのうえ好きなポーズで
立たせるなんて不可能になったりしました。
そこで、いろいろ試して関節のゆるみを防ごうとするんです。
・ 関節にも塗料を塗ってみる。
→確かに塗料の分だけ厚みがでて関節はきちきちになりますが、動かすと簡単に
塗料ははがれてしまうので役に立ちませんでした。
・関節にマスキングゾルを塗ってみる。
→マスキングゾルを薄く塗って乾燥させると、ゴムのような柔らかさをもった
膜になります。しかし、これも簡単にはがれて関節から落ちるので失敗です。
結局一番うまくいったのは、のちにポリキャップが付属されるようになってから
ポリキャップのランナーを薄く切り取って関節の間に挟み込むでした。
ポリキャップ自体が関節のゆるみ防止に使われていたのですから、ポリキャップの
ランナーを薄く切って使っても同じような効果が出ました。
けれど、厚く切ってしまうと関節の部品の間に入らないし、薄すぎると役に立たない。
適当な薄さにしてはさむのも何度か失敗させられました。
ちなみに、いま旧キットを作るときにポリキャップが使われていないときには
模型を包んでいたビニル袋を使っています。ビニル袋を適当に切って関節の間に
入れるだけです。
このように、昔のガンプラは完成した後にもポーズをとって立たせるというのが
難しかったので、なにかしらの工夫をしなければなりませんでした。
ディティールアップだけでなく、こうしたポージングのための工夫もまた
改造なんです。模型に足りないと思うことを、何かしらの方法を考えて補って作っていく。
そうして、自分が求める形にしていく。それは、それだけ昔の模型が
今のように良質ではなかったせいでした。
だから、ガンプラを買ってくるとまずは、完成参考写真(これは箱の横になどよく
載っている写真)とアニメのモビルスーツを比べてよく観察して、ここを治そう、
どういう改造をしよう、などを考えることから始めました。
この辺はホビージャパンの悪影響かもしれませんね。手を加えればてれびで見た
モビルスーツに近くなることを教えてくれたのですから。
ですからこの頃はパチ組みというのはまったくせずに、どこに手を入れるかを
考えてから改造をしたり、塗装をする作り方を当たり前として、作っていました。