こんにちは

 1983年発売の1/144 プロトタイプガンダムです。
 えっとまず、2000年ー1983年で17年。2000年から今年2016年までが
16年。17たす16で33。ざっと30年前に作ったプロトタイプガンダムです。

 今現在の右腕。
 折れてもげてどこかに行ってなくしていました。

 さて、プロトタイプガンダムを作ろうと当時の私は考えました。
 色は特にオリジナルでなくてもかっこいいからそのままの色で塗ろう。
 そうはいっても、白いところは真っ白ではなく、当時お気に入りだった
白っぽいグレーで塗って、胸部から腹部の赤はえんじ色にししてみよう。
 改造はこの頃は大したこともできなかったので、無改造で行くことに
しました。

 では、ほぼ接着面のパテによるつなぎ目けしと、塗装と、ハイライトと
墨入れとダメージ痕と汚しで仕上げるだけです。
 後はめ加工がのちにはやりになりますが、この頃は後は目加工など知らず、
普通に作っていました。
 では、どこから作っていくのか説明書をよく眺めます。

足で例えると、①ふともも ②すね ③足首 と三つのパーツに分かれています。
①で組んだ太もものパーツを ②のすねで上から挟み込んで組んで、
③の足首のパーツでさらにすねの上から挟み込んで組みます。
すると、一番最初に作らなければいけないのが①の太ももになります。
①ふとももを接着します。すると写真に黒線で印をつけたところに接着をした
合わせ目ができます。その合わせ目の上にパテを塗っていきます。
パテが乾くのを待って、耐水ペーパーでパテを削っていきます。
合わせ目に入ったパテだけを残して余計なパテを削り落としたら塗装です。
白っぽいグレーで塗って乾かして、太ももは出来上がりです。

次に②のすねで太ももを上から被せるようにして組むのですが、このときに
太ももとすねの合わせである膝関節のところからすねの内部が見えたりしないか
チェックして、すねの内側が外から覗けるようなら、膝のパーツの内側も
最初にグレーや黒、黒鉄色などの色で塗っておきます。

すねのパーツで太もものパーツに被さる部分へは先に塗装をしておきます。
その後で太ももの上からすねのパーツを被せて接着。合わせ目にパテを塗って
耐水ペーパーで余計なパテを削り落とし、その後で塗装です。

最後に足首を組むのですが、②のすねの時と同じように隙間から見える内部の
塗装。すねにかぶらせる足首の部分を先に塗装。そして完成したときの
立位がとりやすいように、足首の中に鉛を仕込んで重りにして接着します。
接着の合わせ目にパテを塗って、耐水ペーパーで削って。




 こうしたパーツ同士の後先がありますから、先に作るパーツを説明書から探すことが
一番最初にしなきゃいけないことでした。
 組み立てと塗装は交互交互にしながら、ようやく全体の塗装と組み立てが終わります。

 では、各所へ、場所は少ないですが、マーキングを書き込んでいきます。
 細い筆で、基本塗装がラッカー系なので、水性の塗料で▲や文字っぽく見えるように
書き込みをします。
 ハイライトを塗ります。立位ポーズをとる限り絶対ここは陰になるだろう
というところには、地の塗装色を一段と暗い色にして影になる部分を塗っていきます。

 ガンダムの場合は、額のひさしの下、あごの下、排気ダクト、腹の重なった部分、
などになります。ハイライトの後エナメル系のグレーなどでドライブラシをかけて
汚しにします。主に汚しはエナメル系の塗料をドライブラシでつけていきました。
その後、彫刻刀の三角刀で、太ももに傷を残したり、シールドに切れた跡を
付けてみたり、あちこちに傷を少し付けました。

 黒のエナメル塗料をエナメル系の溶剤で薄くしてモールドと呼ばれる溝に
流し込んだり、さっき付けた傷にエナメルの黒をつけて行ったりします。

 乾いた後、エナメル溶剤をしみこませた布で余分なエナメルの黒を落としました。
 
 仕上げには、艶消しのスプレーを振りかけてています。


今回は、30年前にガンプラを作った簡単な流れを紹介しました。