こんにちは

 昨日は今年初めのミニオフ会に参加しました。
 メンバー4人だけのカラオケオフです。

 テンション上げていきたかったんですけれど、
始めていく場所だったので到着までにかかる時間の見込みが
間違ってしまい、1時間半もあれば余裕を持っていけると思っていたのが
2時間かかってしまって20分以上の遅刻をしました。
 
 到着の時点でテンション下がってしまいましたね。

 到着して軽く食事をとったら、11時からのフリータイムスタートです。
 メンバー4人と思っていたら、オフ会リーダーの人妻さんがお子さんを
2人連れてきたので6人になりました。
 なんでこんなに男前なんだと思うくらい目がおっきいお子さんで
人懐っこい可愛い子たちでした。

 18:00頃までカラオケにいて食事に出たんですが
今まで入ったことのなかった専門オムレツ屋さん。

 いやぁ、オムレツなめてましたねえ。

 専門店のオムレツというものを知らなかったので
がっつり食べたいなあと思ってLサイズで注文をしたんです。

 そしたら、Lサイズって米 1kg のサイズだったんですって。

 それを聞いてオムレツが届く前から後悔ですよ。
 coco壱番屋でも500gで腹いっぱいになるのに
1kgってその倍あるじゃないですか。
 半分も残してしまうのは恥ずかしいなあと考えて、気合いで
何とか食うしかないと決意ですよ。

 頼んだオムレツの名前なんか忘れちゃいましたが
イワシがのっかったトマトソースのかかってるオムレツでした。

 出てきたオムレツを見て、これは25サイズの靴を横に並べても
負けてないよなあと勝手に想像してしまうようなデカさです。

 周りを包む卵がふわふわの口当たりの柔らかいおいしい
オムレツです。
 その食感に溺れるように半分まで食べました。
 満腹警報はまだ出ません。
 まだ食えます。
 トマトソースを適量ご飯につけながら食べることで
食欲が落ちません。
 おいしいです。

 これがどこまで続くか、不安を抱えながらスプーンをさして
ご飯をすくい、ソースをつけながら食べ続けます。

 もう少しで8割を食べられるかと思う頃から
警報が来ました。
 もうすぐ満腹になるぞーと腹から脳へ伝令が届きます。
 
 溺れる人は焦って水面に上がろうとバタバタもがいて逆に
浮き上がれなくなります。
 ここも慌ててはいけません、自分のペースを自分でしっかりコントロール
することが大事です。
 残りのオムレツをしっかり視認して、ひとさじをどの角度から入れて
どの程度のコメにどのくらいの卵を乗せて食べるのが適当か
これまでの経験してきたデータから割り出して正確に
スプーンに乗せていきます。

 スプーンに乗せる量が多くなると口にほうばった飯がいつまでも
のどを通らず口腔内に滞在し、次のひとさじがすくえなくなり
いつまでも残りのオムレツを減らすことができません。

 逆にスプーンに乗せる量が少ないと、さらに残るオムレツが
一向に減ってくれないように目が錯覚を起こしてますます
食欲を失っていきます。

 つぎつぎ食べられる量加減でそれでいてひとさじごとにちゃんと
オムレツが減っていくことが目で確認できる量。
これが大事です。

 自分のペースを守って残り2さじ半くらいまで食べると、ここで
息が上がってきます。

いっしょに食べている他の人たちの会話がもう耳に入ってきません。
言葉とは自分のことに必死な人には意味を持たないものなんですね。
 食事は適量であれば、食べる人たちと楽しく過ごせる幸せな時間の
はずなのに。 

 目の前に残る2さじ半、これはもうオムレツではありません。
 自分の意地の具現化です。
 食えぬ量ではないけれど、決して食えぬ量ではないけれど
つらい。
 つらい、つらい、つらいあと2さじ半がつらいけれど、
決して食えぬ量ではない。
そう、食えない量ではないんだ。
 ひとさじ、加減をしてさっきまでより小さくオムレツを削るようにして
スプーンに乗せて口へ運ぶ。
 口の中はこれくらいの少量ならとのどを通してくれる。
 同じように小さく、小さく、小さく。

 少しずつオムレツを食べていくのでさっきまでよりもペースは落ちてます。
 最後の持久戦です。

 これが最後と見て詰めを誤ると自分が苦しい。それがわかるので
いつまで続くのかと思える持久戦です。

 しかし、2くち、3くち、4くちとのどを通って行けば
応えるように皿のオムレツも見た目に確実に小さくなっていきます。

 もはやスプーンにひとすくいと見たところでフィニッシュに出ます。
 皿の残りを皿に盛り、口の中へ。

 援護にはここまでに飲むことのなかったコップの水。
 口の中のオムレツがのどを通ったあと、一気に水で流し込んで終了です。

 食い切りました。

 バカでした オムレツLサイズが1kgだとも事前調査せず
通常のオムレツがちょっと大きくなる程度だろうと軽く考えていたことが。

 専門店のオムレツはさすがでした。
 もう二度とLサイズは頼むまいと自分に戒めました。

 ただ、卵のふわふわ感とトマトソースのうまさ。
 これは間違いありませんでした。

 お店は多分「ポムの樹」だったと思います。