こんにちは

 なんだか台湾パイナップルが話題になっているようですね。
 昔は父親がパチンコをしてきて土産にパイナップルの缶詰を
よく持って帰ってきてくれました。話題になっている
台湾のパイナップルではありませんが、久しぶりにパイナップルの
缶詰を食べたくなりました。

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 いくつかスーパーにありましたが、ほんと何も考えずに
リリィという懐かしいメーカー名にひかれてこの缶詰を
買いました。
 ひとつ、何も考えずに買い物をすれば財産を失います。
 ふたつ、懐かしいメーカーとはすなわち、古いということに
     ほかなりませんでした。

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 プルトップのない缶詰です。
 缶切りから解放された今、再びこの缶詰を買って帰る日が来るとは。
 古いお店で買ったわけでもなく、普通にスーパーでかったのに
まだこのタイプの缶詰があったなんて、まったく迂闊だったとしか
思えませんでした。

 もはや家に缶切りという道具はありません。
 しかし、あきらめるという選択肢はありません。

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 残された手段はマイナスのドライバーと金槌です。
 マイナスのドライバーの先を缶詰の周辺にあてながら
金槌で叩いて開けていきます。

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 念のために、まずは一周を穴の開かない程度に叩いて回ります。
 そこから本気で叩いていきます。
 もう二度とこんなことはないだろうと思いますが、
一つ目の穴が開いたら、できれば中のシロップを流しだすべきだと
後で思いました。
 一つ目の穴が開いたら、その隣を開くのに金槌を使うと
一つ目の穴からシロップが飛び出してくるからです。

 少し穴が広がるとそこにドライバーを突っ込んで上に開きます。
 そうすると少しはシロップの飛び散りを防ぐことができました。

 ドライバーを当てて金槌で叩いて穴を広げて、ふたを上に
上げていく。その繰り返し繰り返しをただ延々と続けていきました。

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 オープン。

 無事パイナップルを食べることができました。
 苦労してもパイナップルの味が変わることはありませんでした。
 久しぶりに食べた缶詰のパイナップルはとても甘かったです。