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こんにちは

 阪神で行われる天皇賞・春ですね。
 今回のレースの私的検討事案ですが
①絶対的強者不在のレースはどんなレースになるのか?
②週中によく雨が降り、週末も若干の雨があった馬場は
 当日にどんな状態なのか?
③阪神は桜花賞などもあって連続開催になっており
 芝が傷んでいることは間違いないはずなので
 水の含み方もあってどんな状態になっているのか?
④テレビ番組で福永騎手が語った内容について。

 まず、率直に言って阪神大賞典も重馬場であったし、
同じ阪神の長距離コースでもあるので、阪神大賞典の
好走馬がそのまま今回も同じように強いのではないかと
思っていました。
 だからディープボンドとユーキャンスマイルは間違いないだろうと。

 実際にディープボンドは今現在で1番人気です。
 しかし、ディープボンドの近走の成績は
前走1着。前々走14着。3走前4着。4走前4着。
馬券に絡んだのは前走の1着だけなんです。

 ユーキャンスマイルは現在6番人気ですがこの馬の近走は
前走2着。前々走11着。3走前12着。4走前4着。
やはり馬券に絡んだのは前走の2着だけなんです。

 今2番人気のアリストテレスは
前走7着。前々走1着。3走前2着。4走前1着。
前走を除くと馬券に絡んでいます。
なのに、2番人気です。この馬が1番人気に上がっていないで
ディープボンドが1番人気なのは前走の勝ち方が優れていたからでしょう。
後続の馬を引き離しての楽勝だったためだと考えられます。

 しかしそのディープボンドは近走で馬券に絡んだのが前走のみ。

 私的考察にすぎませんけれど、今回の天皇賞春は突出した強者が
見当たらないと判断します。

 となれば、レース全体は長距離走でスタミナを無駄に使いたくないことも
あいまって、自分の最も力の出せる走り方に忠実になるのではないかと
考えます。
 つまり、ラップの刻み方も各々の馬の一番走りやすいラップの刻み方を
心がけて最後の直線でしっかり力を出し切れるように、各馬が
各馬なりのマイペースで走るのではないでしょうか。

 福永騎手がテレビ番組で言っていた話では、
向こう正面から動き出すと、阪神の内回りのコースの性格もあって
1000m近く動き続けることになるけれど、そんなに走れる馬はいない。
 だから、3コーナーを過ぎたころから動き出していいポジションを取りに
行くだろう。
 という話でした。つまり、3コーナーに入るまではおおよそ、
隊列が乱れることがなく、さっきの各馬が各馬のマイペースでレースを
運ぶことになるという予想です。

 逃げる馬は経済コースを走って最後まで粘るのが理想ですが、
阪神は連続開催でおそらく内側は傷みが強いだろうと思います。
 だから最後の直線でも外の芝の傷みが少ないところを走りたいでしょうが
それは経済コースとも言えず、また、後ろから追いかけてくる馬たちが
逃げ馬の外を通ってかわそうとするので外へは出られにくいだろうと思います。
 最期の直線を向くときに後ろの馬に距離を取って逃げていたなら、
コースを少し外へ取ることもできるでしょうが、逃げ馬は最後のコーナーを回る時
少しペースを緩めて最後に息を入れたいところですから、
難しいでしょう。
 となると、傷んだ内を走らされることになると思います。
 
 あとは、マイペースに走ってきて最後の直線でそれぞれの馬が
持てる力を使っての勝負となりますが、やはりそこでものをいうのは
馬場の適正になってくるのではないでしょうか。
 ただの重馬場だけでなく傷んだコースに適性がある馬が、
自分の持っている力をロスすることなく走りきれると思います。
 パンパンの乾いた芝が得意という馬たちは、内側を嫌って
外へと馬を出してくるでしょう。内側はぽっかりとスペースが空くかも
しれません。
 傷んだ芝だろうと重馬場だろうと気にせずに走れるのなら
内側の経済コースを通って抜けてくる馬もいるでしょう。
 それはひょっとしたらディープボンドかもしれないと思っています。
 ユーキャンスマイルは前走でもほぼ最後方の位置から上がっていって
外を回して2着に来ていますから大崩れはしないだろうと思います。
 馬場が味方に付いてくれるかもしれないディープボンドが
先行から抜け出して、後方からはユーキャンスマイルが来て、
その間でどの馬がすいすいと走れるのかが問題ですね。

 ところが”すいすい”と走る馬はそれだけの強い馬だということなんです。
 しかし、このレースにはそれだけの強者はいないと判断してしまって
いますから、いまだ自分の中での優位はディープボンドと
ユーキャンスマイルです。
 ”すいすい”馬がいるとしたら、ジャパンカップでアーモンドアイの
後ろで僅差の勝負をしていたカレンブーケドールとウインマリリンが
強いだろうとは思いますが、ジャパンカップのようなコースと馬場での
話しではないかと思ったりもするので、今回のコースと馬場でも
同じだけ強いのかについてはまるで予測が立ちません。

 一応怖いのは、いったん頭から消しにかかっていた馬の好走ですね。
 逃げ馬が捕まってダメだろうの予想ですが、それを覆されたら
怖いです。すると ディアスティマ、ジャコマル、シロニイ。
 シロニイですら前走の阪神大賞典を4着で粘りましたから重馬場じたいは
適性があると思えます。そのシロニイ以上にディアアスティマが強かったら
怖いでしょう。
 そして、2番人気のアリストテレス。
 菊花賞でコントレイルを苦しめたあの姿は忘れられません。
 ただ、阪神大賞典では入れ込んでいたので途中で無駄に力んで体力を
削ってしまい、最後力が出せなくなっていたと言われています。
 今回は馬場も傷んで走りにくいだろうと思いますので、そこに
アリストテレスがイライラしてしまったらやっぱり最後に
力は残らないと思うのですが、力を出し切ればあの菊花賞の姿が
再現されてしまうとも思いますし、困ったところです。