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こんにちは

 Gの影忍とはこやま基夫先生による漫画作品です。
 こやま先生はおざなりダンジョンエクスプローラーや
電子妖精アバタモ☆エクボで知られる作者さんです。

 Gの影忍は1989年に描かれたガンダム外伝です。
 忍者物のガンダムなんて怪しい設定、こやま先生はお得意だと
仕事を引き受けられたそうです。
 主役機体のガンダムは新型G-3でした。
 このG-3をジオン側の依頼でジオン側お抱えの忍者が連邦から
奪取します。ところがこの忍者がジオンを裏切ってこのガンダムを
自分のものにしようとします。
 しかし、裏切り者は許されず逃がされずで死んでしまいます。
 その後この機体は本作品の主役に受け継がれていきます。

 最終話は宇宙から地球を粛正しようとやってくる生命体を
公に知られない、日の当たらないうちに殲滅しようと
全忍びの部隊が宇宙に飛び上がり戦いに向かいます。
 敵の生命体は人の心の奥を読んで最も怖い存在に変化したり、
忍者MSに融合してのっとっていったりします。

 最後に心を刃の下に押し殺した主役が敵の中枢を切って勝利します。
 百鬼夜行の巻。

 この話、ガンダム00の劇場版になんか似てる感じがします。

 大変面白い作品ですが、自分が特に好きなのはこやま先生による
忍者ガンダムのデザインです。
 例えば、ハンブラビは頭部を巨大な手裏剣でデザインされています。
 光学兵器は戦場で自分の位置を悟られやすいため非火力、非発光の
武器を用いるというのが忍者MSの設定になっています。
 だからハンブラビは頭部の手裏剣をぶん回して攻撃をします。
 バウンドドックのデザインは九尾の狐のようになっています。
 スカートの内側に9つの尻尾のようなものをしこんで
有線でサイコミュ攻撃をします。
 α・アジールは顔が三つあって腕も6本の阿修羅のデザインです。
 この機体は変形して巨大な砲台になります。
 火器を使わない忍びの戦闘に在って、正体をさらす技は外道の技。
 ゆえに当てても外れても一発限りの超特大砲という攻撃をします。

 ところで、このGの影忍は連載終了後もファンからの熱い要望もあり
人気もあったのですが、続編が掲載されることがありませんでした。
 作者自身も雑誌に持ち込んでみましたが掲載されませんでした。
 とあるガンダムを専門に載せる雑誌にも持ち込んだとか聞きますが
現実には掲載されていません。

 作者は近年になって同人誌で描き続けて販売をしています。

 ふと思ったのですが、ガンダムで忍者という人気のワードが
2つも使われるこの作品。
 ひょっとしたら日本よりも海外の方が受けるんではないでしょうか。
 海外での忍者人気はすごいものだと聞いています。
 ガンダムの海外のファンも多いと聞いています。
 海外なら日本以上に購買数も見込めるような気がするのです。
こやま先生の作品が多くの人に認められたらいいのになあと
いちファンとして応援しています。

 近々、同人誌で新しい話が読めるそうです。