こんにちは

 例えば、ちょっと思い出せなくなった漢字があったり、
自分が思った漢字に自信がなくて確かめようとして
パソコンで検索したりすることがあります。
 すると、目的の検索以外にもいろんなことが
検索結果に並んできます。
 その中でちょっと目を引いた言葉が”どらねこ”って言葉です。

 何か引っかかって、あとになって調べてみました。

 どらねこ

 漢字だと 銅鑼猫 と書きます。
 銅鑼(どら)って、人の体ほどの大きなたらいみたいなものを
吊り下げて、それをバァーーンって号令とかで打ち鳴らす鳴り物です。
 あと、船が出向するときに鳴らしていたりしましたね。
 銅鑼が鳴る、で使われる銅鑼です。

 ところで、銅鑼が鳴る、は違う言い方もされました。
 もっとシンプルに、鐘がなる、っていう言い方です。

 さて、鐘が鳴るは鐘を突くことで音を鳴らします。
 これを洒落で、鐘を突くが金を尽くに言ってみたようです。
 金が尽きて、人のものに手を出すことに、銅鑼の言葉を
使うようになったそうです。
 
 例えば、働きもしないで金がない金がないと親のすねをかじる
子供に、「どらむすこ」といったわけです。
 鐘を突く と 金が尽きてる を引っ掛けたわけです。

 そうみると「のらねこ」が納得できるような気がします。
 のらねこは漢字にすると野良猫なんです。
 良いって字が入ってますね。
 銅鑼猫は人のものを取っていく悪い猫だけれど
銅鑼猫と違って野良猫は人のものを取っていかないから
良い猫ですね。

 サザエさんの歌も正しいですね。
 お魚くわえた”どらねこ”おっかけて♪
 人のものを取っていく猫だからこれはのらねこではなく
どらねこであってますね。